鴻門之会(史記)3/3 問題
※ 問題本文はすべて横書きかつ白文です。問題に取り組む前に、予め教科書などで訓点付きの本文を読んでおいてもいいことにします。
沛公已出。項王 @使都尉陳平召沛公。沛公曰、「 a今者出未辞也。為之 b奈何。」樊會(★)曰、「大行不顧細謹、 A大礼不辞小譲。如今人方為刀俎、我為魚肉。 B何辞為。」於是遂去。
乃令張良留謝。良問曰、「大王来、何操。」曰、「我持白璧一双、欲献項王、玉斗一双、欲 c与亜父、会其怒不敢献。 C公為我献之。」張良曰、「謹諾。」当是時、項王軍在鴻門下、沛公軍在覇上。相去四十里。沛公則置車騎、脱身独騎、 d与樊會(★)・夏侯嬰・斯(★)彊・紀信等四人、持剣盾歩走、従麗(★)山下、道止(★)陽 e間行。沛公謂張良曰、「従此道至吾軍、不過二十里 f耳。度我至軍中、公乃入。」
沛公已去、間至軍中。張良入謝曰、「沛公不勝盃(★)杓、 D不能辞。謹使臣良奉白璧一双、再拝献大王足下、玉斗一双、再拝奉大将軍足下。」項王曰、「沛公 E安在。」良曰、「聞大王有意督過之、脱身独去。 g已至軍矣。」項王則受璧、置之坐上。亜父受玉斗、置之地、抜剣、撞而破之曰、「矣(★)、 h豎子不足与謀。奪項王天下者、必沛公也。吾属今 F為之虜矣。」沛公至軍、 i立誅殺曹無傷。(項羽本紀)
會(★)→ 正しくは口偏
斯(★)→ 正しくない。
麗(★)→ 正しくは馬偏。
止(★)→ 正しくはクサ冠。
盃(★)→ 正しくない。
矣(★)→ 正しくは口偏。
問1 a今者・b奈何・c与・d与・f耳・g已の読みを、送り仮名が必要なものはそれを含めてひらがなで記しなさい。現代仮名遣いでもよい。★★
問2 e間行・h豎子・i立の意味を記しなさい。★★
問3 @使都尉陳平召沛公・B何辞為・C公為我献之・E安在を書き下し文にしなさい。★★
問4 A大礼不辞小譲とは、沛公の立場からは具体的には何を言わんとするものか、具体的に説明しなさい。★★★
問5 D不能辞・F為之虜矣を現代語訳しなさい。★★
問6 『史記』の作者名・成立した時代(二字)・この作者が創設した記述の形式を順に記しなさい。★
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