鴻門之会（史記）2/3 問題
※ 問題本文はすべて横書きかつ白文です。問題に取り組む前に、予め教科書などで訓点付きの本文を読んでおいてもいいことにします。
於是張良至軍門、見樊會。樊會曰、「今日之事 ａ何如。」良曰、「甚 ｂ急。今者項荘抜剣舞。其意常在沛公也。」會（★）曰、「此迫矣。臣請、入 ｃ与之同命。」會即帯剣擁盾入軍門。交戟之衛士、欲止不内。樊會側其盾、以撞衛士仆地。會遂入、披帷西嚮立、瞋目視項王。 @頭髪上指、目眦尽裂。項王按剣而忌（★）曰、「 A客何為者。」張良曰、「沛公之参乗樊會者也。」項王曰、「壮士。 ｄ賜之卮酒。」則 ｅ与斗卮酒。會拝謝起、立而飲之。項王曰、B「賜之体肩。」則与一生体肩（★）。樊會覆其盾於地、加体肩上、抜剣切而啗之。項王曰、「壮士。能復飲乎。」樊會曰、「 C臣死且不避。卮酒安足辞。夫秦王有虎狼之心。 、刑人如恐不勝。天下皆叛之。懐王 ｆ与諸将約曰、『先破秦入咸陽者王之。』今沛公先破秦入咸陽、 E毫毛不敢有所近。封閉宮室、還軍覇上、以待大王来。故遣将守関者、備他盗出入 ｇ与非常也。労苦而功高如此。未有封侯之賞。 ｈ而聴 ｉ細説、欲誅有功之人。此亡秦之 ｊ続 ｋ耳。窃為大王不取也。」項王 F未有以応。曰、「坐。」樊?従良坐。坐須臾、沛公起如廁。因招樊會出。
會（★）→ 正しくは口偏
忌（★）→ 正しくは足偏
肩（★）→ 正しくない。
問１ ａ何如・ｃ与・ｄ賜・ｅ与・ｆ与・ｇ与・ｈ而・ｋ耳の読みを、送り仮名が必要なものはそれを含めて、ひらがなで記しなさい。現代仮名遣いでもいいことにします。★★
問２ ｂ急・ｉ細説・ｊ続の意味を記しなさい。★★
問３ @頭髪上指、目眦尽裂は樊會のどのような状態を描写したものか。六字以内で説明しなさい。★★
問４ A客何為者・E毫毛不敢有所近を現代語訳しなさい。★★
問５ B「賜之体肩。」則与一生体肩で「生」であった、項王側の意図はどういうものであったと考えられるか、説明しなさい。★★
問６ C臣死且不避。卮酒安足辞。を書き下し文にして、現代語訳しなさい。★★
問７ D殺人如不能挙・F未有以応を書き下し文にしなさい。★★
問８ 『史記』の作者名・成立した時代（二字）・記述の形式の名を順に記しなさい。★
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