鷲田清一「自分・この不思議な存在」1/2  解答/解説

問1 〈例解〉「意味の分割線を混乱させたり」する人を「別の世界に生きている人」と思うのは、わたしたちと彼らを対等に見ることになる。「普通」ではない人」とみなすのは、彼らを独自な存在と見ず、わたしたちが「普通」と感じる価値判断から、その枠を外れた人と見ることとなる。
   (たとえば、豚肉を食べることを良いか悪いかという「意味の分割線」を共有できない人と共存するか、異質なものとして隔離したり排除するかに発展しいく問題でもあるとも考えていい。)

問2 「わたし」と「身体」は分離できない関係 (18字)
   (下記の「ここからは…」の@を参照して。)

問3 他者との差異を確認する(その)意味の軸線
   (指示語の指示内容は、直前、その直前…とさかのぼり、「こと」などを補うなどして指示語に代入、文意が通るか確認。ただし、要約しなければならなかったり、指示内容が指示語の後にあることもあり、そのケースが出題されることも知っておく。ここでは、指示語の後にあるケース。)

問4 
   (「意味の軸線」「解釈の一体系」といういわば党派的で歴史可変的なものを絶対視する。)

問5  い  し

問6 自分はだれかという問いを自分の内部へと向ける (22字)
   (最後尾にある。)

advanced Q.1 世界の解釈の一体系を共有しているとは、分かりやすく言えばどういうことか。

advanced Q.2 〈わたし〉が一定の差別(逆差別も含めて)の上に初めて成り立つ存在にすぎないを分かりやすく言い換えなさい(40字を越えない程度)。

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