問1 Aの「あやしう」は「あてにもいやしうもなる」ことへの感想を表し、「不思議にも」の意。Cの「あやしき」は「まさなき」の並立語となっていて、「下品な」の意。
(Aは後の「いかなることにかあらむ」に連用修飾語としてかかっている。)
問2 田舎じみた言葉を使うはずのなさそうな
(「さ<副>/ある<ラ動 あり 体>/まじき<助動詞 打消し当然>→そうであるはずがなさそうな。指示語「さ」の指示内容は、直後の「わざとつくろひ、鄙びたるは」に着目して考える。下品な言葉遣いをするはずのない、なども可。)
問3 きまりが悪い (「かたはらいたし」は、傍で見聞きしていていたたまれないような否定的な感情。「聞き苦しい」「みっともない」「苦々しい」なども可。)
問4 ロ
(「書きなし<サ四用>/つれ<助動詞 完 已然>/ば<接助 確定条件>」。「いとほし」は、気の毒だの意。「さへ」は添加の副助、作品だけでなく作者までも、の意となる。)
問5 清少納言・随筆・平安時代中期・定子
advanced Q. 次より本文の趣旨に合致するものを選びなさい。正答は1つとは限らない。ただし、正答の数を越えている場合その数分減点となります。
イ 書き言葉は、とくに正しくしなければならない。
ロ 上品な言葉遣いを心がけるべきである。
ハ 表記と言語は次元を異にするものである。
ニ 伝統を無視した言葉の使用はいけない。
ホ 言語は歴史的に変化するものである。
へ 時代を無視して言葉遣いの適否は決められない。
ト 言葉遣いが年齢によって差があるのは当然だ。
チ ぞんざいな言葉遣いは年長者にすべきでない。
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