清岡卓行「失われた両腕」「ミロのヴィーナス」「手の変幻」   ヒント

 本文のキー・ワード、キー・フレーズを蛍光ペンなどでマークしながら考えてね。
問1 「魅惑的であるために」と「両腕を失っていなければならなかった」の関係をよく考えてみる。ふつう、完成した美術品(文学や音楽でもいいんだけど)の一部が欠落していたらどういう結果になると考えられるかな…?でも、ミロのヴィーナスの場合は特殊で…と思考していく。

問2 「均整」とは釣り合いがとれて整っていること。「」には不思議な力とか、神秘的なものとか、恐るべきものという意味があり、「魔の海域」「魔術」「詩魔」のような熟語がある。その辞書上の意味から、ここでは「魅了してとりこにしてしまうもの」という意味(文脈上の意味)で使われている。同段落を丁寧に読み込んで、20字以内で解答できないか考える。

問3 Cは「一方にあるのは、おびただしい夢をはらんでいる無であり、もう一方にあるのは、たとえそれがどんなにすばらしいものであろうとも、限定されてあるところのなんらかの有である」という一文の中の語句。「おびただしい夢をはらんでいる」と「限定されてあるところのなんらかの」が二項対立で述べられている。同内容の二項対立で述べられている別表現は…漢字2字の熟語とは…と考える。

問4 前々文に「腕というもの、もっと切り詰めて言えば、というものの、人間存在における」とある。たとえば、手の一部の人差し指を突き出す(実態)とその「象徴的な意味」は…?または、拳を胸の前で握り締める、その「象徴的な意味」は…?と考え、簡潔かつ分かりやすくまとめてみる。


advanced Q.
     (1) 問3と同じように考えます。言い換え、つまり、同内容の別表現の読み取りが評論読解力の鍵

     (2) 冒頭にも「美術作品の運命という、制作者のあずかり知らぬ何物かも、微妙な協力をしているように思われてならなかった」とあった。冒頭では「制作者のあずかり知らぬ」に、ここでは「可能なあらゆる手への夢を奏でる」に着目して、美術作品はどういう運命を持っていると筆者は考えているのか、と思考してまとめます。



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清岡卓行「失われた両腕」「ミロのヴィーナス」「手の変幻」問題

清岡卓行「失われた両腕」「ミロのヴィーナス」「手の変幻」解答/解説

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