芥川龍之介「羅生門」(後編) ヒント

問1 @ その「感情」は次の段落から具体的に語られていくけど…。これは難しくない。字数制限はヒントでもあるよ。A @の感情の理由は直前の段落に「檜皮色の着物を着た、背の低い、やせた、白髪頭の、猿のような老婆である」とある。その「老婆」は、「右の手に火をともした松の木片を持って、その屍骸の一つの顔をのぞきこむように眺めていた。」に着目。読者にどんな印象を与えようとしてるのかな…?これを20字前後にまとめるにはすごく筋力を必要とする。

問2 直前の「聖柄の太刀に手をかけながら、大股に老婆の前へ歩みよった。」( = 「下人」の行動)、「老婆が驚いたのは言うまでもない」( = 「老婆」の反応 )と直後の「慌てふためいて逃げようとする」( = 「老婆」の反応 )に着目して考える。

問3 直前の「今までけわしく燃えていた憎悪の心」、その直前の「この老婆の生死が、全然、自分の意志に支配されているということを意識した」に着目して考え、まとめる。

問4 「この老婆を捕らえた時」の場面に戻って…「憎悪」「悪を憎む」がキーワード。問の「どういう感情」を頭に入れ、15字以内の語句は…と考えていく。

advanced Q.2 少し前にある「老婆」の言い訳(自己正当化の理屈)になる長い会話文(「なるほどな、…」)の論理は…。《死人の髪を抜くことは、本来はとても悪いこと→でも、悪いことをした者に悪いことをしても許される。→飢え死にしないために仕方なく為す悪(まして悪をなしていた者への悪)は許される》というもの。それと、その後の「下人」の「老婆」から着物をはぎとるという行動に着目して考えまとめる。簡潔かつ論理的に組み立てて答えるのはとても難しい



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