雪がとても高く降り積もっているのに、(こういう時は庭の雪景色でも眺めるだが、)いつもと違って御格子を下ろし申し上げて、炭櫃に火をおこして、おしゃべりなどして、集まって御前に控えていた時に、(中宮様が)「少納言よ、香炉峰の雪は、どうでしょう。」と仰せになったので、(私は)御格子を上げさせて、御簾を高く巻き上げたところ、(中宮様はにっこりと)お笑いなさる。
他の女房たちも、「そんな詩句は知っているし、朗詠などまでするけれど、咄嗟には思いも寄らなかったわ。やはり○○○○○、○○○○○。」と言う。
advanced Q.1 aQ.1笑はせ給ふから、誰のどういう気持ちが読み取れるか。30字程度で記しなさい。
advanced Q.2 aQ.2この宮の人には、さべきなめりとは、誰がどうだというものか、わかりやすく記しなさい。
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