大鏡「面をや踏まぬ」(道長伝) 問題
「四条大納言(藤原公任)のかく何事もすぐれ、めでたくおはしますを、大入道殿(藤原兼家)、「 Aいかでかかゝらん。うらやましくもあるかな。わがこどもの、かげだにふむベくもあらぬこそ、くちおしけれ」と申させ給ければ、中関白殿(藤原道隆)・粟田殿(藤原道兼)などは、「 Bげにさもとやおぼすらん」と、はづかしげなる御けしきにて、ものものたまはぬに、この入道殿(藤原道長)は、いとわかくおはします御身にて、「 C【 】をばふまで、つらをやはふま(ず)」とこそおほせられけれ。まことにこそさおはしますめれ。内大臣殿(藤原教通)をだに、ちかくてみたてまつりたまはぬよ。
問1 Aいかでかかゝらんについて、
@ かゝらとは、誰がどうであるというのか、説明しなさい。★★
A A中で使われている助動詞について、意味・終止形・活用形の名を記しなさい。★
B Aを現代語訳しなさい(「かから」は辞書上の意味で)。★★
問2 Bげにさもとやおぼすらんを指示語の指示内容を明らかにして現代語訳しなさい。★★
問3 C【 】をばふまで、つらをやはふま(ず)について、
@ 【 】の空欄に、文意が通じるよう本文中から適当な名詞の語を抜き出して記しなさい。★★
A (ず)を適切な形にしなさい。★
B Cを現代語訳しなさい。★★
問4 「大鏡」と対比される同時代の歴史物語は何か。 (2)「大鏡」に続く「鏡物」を時代順に三つ記しなさい。★
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