始皇帝の死(『史記』始皇本紀第六) 問題
※ 問題本文はすべて横書きかつ白文です。問題に取り組む前に、予め教科書などで訓点付きの本文を読んでおいてもいいことにします。
天下を統一し、すべての権力を一身に集めた始皇帝にとって、最期に残された問題は、自分の死であった。人間の力ではどうにもできないこの問題に対しても、始皇帝は挑戦しようとする。そのために、始皇帝は莫大な国費を投入して不老不死の薬を求めさせたが、結局は人間の辿るべき最期の運命から逃れることはできなかった。
T 方士徐市等入海求神藥,數歳不得,費多,恐譴,乃詐曰、「蓬來(くさ冠の字)藥可得,然常 @為大鮫魚所苦,故不得至, a願請善射 b與倶,見則以連弩射之。」始皇夢 c與海神戰, d如人状。問占夢,博士曰、「水神 A不可見, B以大魚蛟龍為候。今上祷祠備謹,而有此惡神, C當除去,而善神可致。」乃令入海者齎捕巨魚具,而 e自以連弩候大魚出射之。 f自瑯邪北至榮成山, g弗見。至之罘,見巨魚,射殺一魚。遂并海 h西。
問1 a願、b與倶、c與、d如、e自、f自、g弗、h西の読みを、送り仮名が必要なものはそれを含め、すべてひらがなで記しなさい。現代仮名遣いでよい。★
問2 ★
問3 ★
問4 ★
問5 ★
問6 ★
問7 ★
問8 ★
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U 至平原津而病。始皇惡言死,群臣莫敢言死事。上病益々甚,乃為璽書賜公子扶蘇曰、「與喪會咸陽而葬。」書已封,在中車府令趙高行符璽事所,未授使者。七月丙寅,始皇崩於。丞相斯為上崩在外,恐諸公子及天下有變,乃祕之,不發喪。棺載?涼車中,故幸宦者參乘,所至上食。百官奏事如故,宦者輒從?涼車中可其奏事。獨子胡亥、趙高及所幸宦者五六人知上死。
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V 趙高故嘗教胡亥書及獄律令法事,胡亥私幸之。高乃與公子胡亥、丞相斯陰謀破去始皇所封書賜公子扶蘇者,而更詐為丞相斯受始皇遺詔沙丘,立子胡亥為太子。更為書賜公子扶蘇、蒙恬,數以罪,(其)賜死。語具在李斯傳中。行,遂從井?抵九原。會暑,上?(車偏に温の旧字のつくり)車臭,乃詔從官令車載一石鮑魚,以亂其臭。行從直道至咸陽,發喪。太子胡亥襲位,為二世皇帝。(『史記』秦始皇本紀第六)
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