幸田文「えぞ松の更新」2/2(私はまた聞いた〜心たりている。)  ヒント

 キー・ワード、キーフレーズを本文に蛍光ペンなとで色分けしてマークしたりして考えてね。

問1 「やっぱり」「やはり」とは、以前と、また、他と比べて違いないことの意。ここでは、「先に言われた通りに」の意で使われています。「年輪」の数が「二十いくつあ」ることに納得しているのはなぜ…?と考えて。

問2 「現在の木」と「古木」が対照されて語られています。そのどちらの何を観たのか?


問3 @ 前文と、その前文、その前文の「古木」と同じもの。筆者が注目して観察している木。

   A 前文の「新樹」と同じもの。直前「寒気をさえぎっている」でもいいのだが、「具体的に述べている一文を」に該当する箇所は…?


問4 ここでは「」にこだわっています。えぞ松の一途なさまを言うものだととらえていいでしょう。
 「当初」については、このサイトの『「えぞ松の更新」1/2の問1『「話に山気があった。感動があった。なんといういい話か。なんという手ごたえの強い話か」とは、えぞ松の更新のどういう点についての感懐なのか。3点でまとめなさい。ただし、それぞれ1文でできるだけ簡潔(50字を越えないことを目安)に記しなさい。』の解答をさらに簡潔に要約することになります。
 「結末」については、『この古い木、これはただ死んじゃいないんだ。この新しい木、これもただ生きているんじゃないんだそのあとこのぬくみがもたらされる木というものは、こんなふうに情感をもって生きているものなのだ』あたりに着目して考え、まとめてみてください。
 「所見」とは、考えや意見ということ。「えぞ松の更新」1/2に「自分ももうとしだし」とあったの、覚えていますか(2段落)?「このぬくみは自分の先行き一生のぬくみとして信じよう」と響きあっているのです。人生の終末、遠からず迎える死を意識している筆者が、一連の観察や感覚したことや考察からたどり着いた認識という観点で考えるのがもっとも正道になるかな…もちろん、その他の観点でもいいのです。


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幸田文「えぞ松の更新」2/2 解答/解説

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