山崎正和「演じられた風景」  ヒント

 本文のキー・ワード、キー・フレーズを蛍光ペンなどでマークしながら考えてね。

問1 全文のキー・ワードが「」「見立て」「名所」「自然」「人工化」であることは分かるよね。ここではその「見立て」についての問。「見立て」にはいろいろの意味があるけど、ここでは、「」に富士山(日本人がもっとも山らしく、美しく、典型的な山と感じる名所中の名所だよね)という「名所」に似せて山を築いたりするように、あるものを、それと似た別のもので示すこと。
 指示語の指示内容は、直前、その前…とさかのぼって、「こと」をつけるなどして指示語と入れ替えてみて文意が通じるもの。ただし、要約する必要がある場合があったり、指示語の後に書かれていたりすることがあり、そういうケースが出題されることが多い。この問では、直前の2文、「たとえば、桂離宮の松琴亭のまえに池があって、そのなかに小さな岬が突き出している。なんでもない庭の趣向だが、われわれの先祖は、これを「天の橋立」に見立てて楽しんだという。」に着目して、30字以内で要約することになる。
 また、「見立て」と同意義の語が文中にあります。

問2 二項対立で語られる比喩表現/擬人法を理解。
  「役者が善人や悪人を演じる」⇔「素顔の役者
  「大海や深山を演じている」⇔「池や築山もそれじたいでは…」
   に着目して考える。

問3 「詩歌や絵画」は、次段にある「絵の具やことば」で表現するもの。では「作庭の芸術」は、…? 文中から10字以内で抜き出す …?

問4 「そういう不自由な条件」とは、「」という現実の空間で「無限」とか「空虚」とかを表現するような「制約」、「自由がきかない」こと。「そういう不自由な条件」を「愛する(=進んで受け入れる)」とは…?…「日本の文学」でもっとも特徴的な形式を持つものは…?雪舟の絵は…?と考えてみよう。

advanced Q. 「みくびる」とは、見下すこと。「人工化」⇔「自然の延長)」の二項対立を捉える。筆者は、《「西欧の庭」=「人工化」⇔「日本の庭」=「自然の延長」=素朴で単純なもの》と捉えることへ異議を唱えていることになります。「日本の庭」「名所」「人工化」のキー・ワードを用いて、「日本の庭」の高度な技巧性を「…から」「…ので」という言い方でまとめてみる。

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