多木 浩二「世界中がハンバーガー」 ヒント
本文のキー・ワード、キー・フレーズを蛍光ペンなどでマークしながら考えてね。
問1 「さ(使役の助動詞)+れる(受身の助動詞)」。「味わうことができる」(可能の動詞)の肯定的なニュアンスではなく、「味わわされる」という言い方のニュアンスの内容を考えてまとめます。
問2 コンビニと例えばマック、提供されているものの違いは…?
問3 次文から論じられています。
問4 何について述べてあるのか。「宮廷社会」と「市民」が対照されています。
問5 前段落とこの段落では、「食事」の持つ「意味」とその衰微が論じられている。論旨が読み取りにくい。饗宴・儀礼がキー・ワード。
問6 「食文化」ということばをよく耳にしますよね。具体的にはどういうことを思い浮かべるでしょうか…?時代や国・地域や季節・場面などでどんな違いがあるでしょうか…?直前の「セルフサービスを取り込み、内装を統一し、メニューを画一化して厨房を廃止し、中央の管理をきわめて容易にしたネットワークの端末」、また、後に述べられる「無国籍的な食べ物を提供している」に着目、これらは「固有な食文化」と二項対立となるものです。
問7 アメリカ合衆国は、1776年に大英帝国から独立した、歴史の浅い国であり、多民族国家です。そのことから「食べ物」について考えまとめてみてください。
問8(1)「遊民」の辞書上の意味は「特定の国籍や文化に所属しないような人々」ということ。文脈上の意味は、直前の「かつての食の内容からみると、貧困としか言いようのないメニューに慣れること、あえて社会的関係を破壊しようとしないでも」に着目して、どういう論理構成になっているのか考えます。
(2)「世界化する」と対極にあるのは、「料理・食べ物はその国や地域固有なものと考える」。結末の「…世界のどの都市に行っても、同じ看板、同じ内装、同じメニューのファースト・フードに遭遇する…世界へのくまない分散によって都市の同質性を知覚からしみ込ませている。」に着目して考えてみてください。
a.Q 「メディア」とは、ここではマス・メディア、すなわち全国的に配信できる新聞・テレビ・ラジオ・雑誌のこと。巨大なネットワーク・帝国となったファースト・フードはどういう点で共通性があるという主張か考えてみてください。
多木 浩二「世界中がハンバーガー」 解答/解説 へ
多木 浩二「世界中がハンバーガー」 問題 へ
多木 浩二「世界中がハンバーガー」 解答用紙(プリントアウト用) へ
プロフィール プライバシー・ポリシー お問い合わせ