鈴木孝夫「ものとことば」   ヒント

本文のキー・ワード、キー・フレーズを蛍光ペンなどでマークキングして考えてね。

問1 「前提」は前段落で「大前提」と使われ、「この同じものが、言語が違えば別のことばで呼ばれるという、一種の信念」であると述べられている。これは前前段落で『「同じものが、国が違い言語が異なれば、全く違ったことばで呼ばれる。」 という認識』の言い換えです。ただ、それだけで安心しないこと。その直前に「同じくらいに疑いのないこととして」と述べられていることに注意。その前に主張されていることは…?つまり、2点でまとめることになります。字数を考えて、本文の主張から外れないように。

問2 この問は難しくないはず。直後に、「私は…唯名論的な考え方が、…正しくとらえているようだ」と筆者は「唯名論」の立場に立つことが述べられている。「唯名論」とは、「初めにことばありき」という立場…「12字を」という制限はヒントでもある。

問3 机の定義で繰り返されている語句。字数制限を考えて抜き出す。

問4 ここでのキーワードは「人間」。前・前前段落に「人間側の要素」「との相対的位置」「人間の視点」という表現に注意。そこからどういう分類があげてあるか読み取る。

問5 「虚構」は前文にも使われている。「虚構」とは、「事実ではないことを事実らしく見せかけること」が辞書上の意味。文脈上、同文にある「あたかも…であるかのような姿の下に、人間に提示してみせる」という意味合いで使われている。本来「連続的で切れ目のない…世界」を人間の観点から便宜上分類しているということ。そう考えていくと…


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