岩井克人「マルジャーナの知恵」 ヒント
キーワード・キーフレーズを蛍光ペンなどでマークして try !
問1 指示語の指示内容は、直前、その直前…とさかのぼり、「こと」などを補うなどして指示語に代入、文意が通るか確認。ただし、要約しなければならなかったり、指示内容が指示語の後にあることもあり、そのケースが出題されることも知っておく。この問は指示内容が後にあるケースで、しかも、要約する必要があるもの。「それ」は、一言で言えば、「資本主義」が「変貌」していること。キー・ワード「資本主義」「変貌」『「情報」…を商品化』をどう組み立てるか…?
問2 「白いチョーク」で始まる段落に『ほかとの違い、すなわち「差異」こそ、賢く美しいマルジャーナが発見した情報の本質なのである。』を20字でまとめます。
問3 この段落は「いままでの資本主義」は2種あると述べられて、ひとつは「外部的な関係」として、もうひとつは「隠された構造」として作用するものであったとされる。それはそれぞれ具体的にはどういう資本主義か…接続語(たとえば/また)に着目して読み取って考えていきます。
問4 問3と同様。前段落に「商業資本主義」とはどういうものかが述べてある。
問5 従来の「差異」からは「利潤」を得るのが難しくなった現代資本主義が、どのようにして「差異」を作り出し、消費者に購入させようとしているのか……持っているけどニューモデルが欲しくなるとか、コマーシャルを見たら買いたくなったとか…。
問6 「それ」という指示語の指示内容は同文冒頭の「情報の商品化」。「開け、胡麻」は、秘密の扉を開くことのできる呪文、ここでは見えにくいものを可視化できるものの比喩表現ととらえる。
問7 選択肢の語句はどれも本文のキー・ワード。前後・コンテクストをよく考えて解答してください。
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