本文のキー・ワード、キー・フレーズを蛍光ペンなどでマークしながら考えてね。
問1 ここでは、人家も見えない場所の夕方の「もの静かさ」が「死」に通じる印象を持つためか、「自分」を「そわそわ」=不安定にします。また、【「ヒラヒラとせわしく動く」「一つの葉」=「やまめ」=「生きているはち」】VS.【「ほかはすべて静寂」=「川がに」=「はちの屍骸」】の対比から死に通じる連想しているせいか、「怖い」「好奇心もあった」と述べられ、分かりにくいシーンです。
問2「自分は先ほどいもりは嫌いでなくなった…いもりは好きでも嫌いでもない…そんなことを考えなくなっていた」と、同じような内容が繰り返されているのは、「いもり」についてどういう結末を際立たせるため…?と字数制限も含めて読み取ります。
問3 同段落の3箇所の「偶然」がキー・ワード(マークして)。「両極」とは対極とも対照とも言えるし、生と死を二項対立で捉えることになります。「両極ではなかった」「それほど差はなかった」を、「偶然」を媒介させて組み立ててみてください。
問4 ー略ー
Advanced Question
(1)「三週間」…? 直前段落の「そういう気分」「不確か」にも着目。小説冒頭の城崎温泉で滞在している理由、目的も振り返ってみてください。
(2)「三年以上」…? これも冒頭に戻って、深く正確に読んでよく考えてみてください。この小説の「私」が辿り着いた結論になるのです
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