志賀直哉「城の崎にて」2/2(そんなことがあって〜結末)  問題

【本文】 教科書などの本文の各形式段落の冒頭に、あらかじめ次のように記号を書き入れてください。

1そんなことがあって、
2だんだんと薄暗くなってきた
3三週間いて、自分はここを


【問題】(〇段落・第〇文)
 本文の、下記の該当箇所に傍線や番号・記号を書き入れてから解いてみてください。

問1  次の文章は2/2問題本文の最初の段落(そんなことがあって〜もっと知っていたと思った。)の表現について述べたものである。空欄に入る適当な語句を後の【  】の語群から選び、記号で答えよ。ただし、同じ記号は二度以上は使えません。★★

   ここでは、〈 @ 〉を効果的に用いることで、〈 A 〉がかえって主人公の心を動かす様子や、風もないのにせわし動く木の葉に〈 B 〉を抱きつつ、城崎の町を一人で散策する主人公の〈 C 〉な心境を、不必要な言葉を省いた〈 D 〉な文体で表現している。

語群【 ア 比喩  イ 興味   ウ 好奇心  エ 孤独  オ 思索的  カ せわしなさ  キ もの静かさ  ク 反復法  ケ 絶望的  コ 対比的  サ 擬態語  シ 簡潔  ス 叙情的  セ 論理的  ソ 比較 】

問2  (2.11)A「いもりは好きでも嫌いでもない」と述べてあるのは、「いもり」についてどういう結末を際立たせるための伏線になっているのか、該当する本文中の15字以上20字以内の語句を抜き出して答えなさい。★★★

問3 (2.-4)B「生きていることと死んでしまっていることと、それは両極ではなかった。それほどに差はないような気がした。」とは常識的には理解しにくいが、どういうことか分かりやすく説明しなさい。★★★

問4 志賀直哉は文学史上何派と呼ばれるか、また、唯一の長編小説の題名は何か、順に答えなさい。★


Advanced Question
(3.1)「三週間いて、自分はここを去った。それから、もう三年以上になる。自分は脊椎カリエスになるだけは助かった」について、この小説の冒 頭から結末までの全体(「城崎にて」1/2は下にリンクあり)の内容から考えて次の問に答えなさい。

 (1)「三週間いて、自分はここを去った」のはなぜだと考えられるか、分かりやすく説明しなさい。★★★

 (2)それから、もう三年以上になる。自分は脊椎カリエスになるだけは助かったで、「だけ」を使うことでどういうことが暗に語られていると考えられるか、分かりやすく説明しなさい。★★★

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志賀直哉「城の崎にて」2/2(そんなことがあって〜結末)  exercise

【本文】 教科書などの本文の各形式段落の冒頭に、あらかじめ次のように番号を書き入れてください。

1そんなことがあって、
2だんだんと薄暗くなってきた
3三週間いて、自分はここを


【問題】(〇段落・第〇文)
  本文に、下記の該当箇所に傍線や番号・記号を書き入れてから解いてみてください。ただし、番号・記号には欠番があります。「−」は「後ろから」の意です。


問1 〈1・1〉冒頭《そんなことが…と思った。》の表現について述べたものである。空欄に入る適当な語句を後の語群から選び、記号で答えよ。(同じ記号は二度使えない。)

  ここでは【    】を効果的に用いることで【    】がかえって主人公の心を動かす様子や、風もないのにせわし動く木の葉に【    】を抱きつつ、城崎の町を一人で散策する主人公の【    】な心境を、不必要な言葉を省いた【    】な文体で表現している。

   語群…イ 好奇心  ロ 孤独   ハ もの静かさ  ニ 反復法   ホ 擬態語  ヘ 簡潔   ト 叙情的    チ 論理的

問2 〈2・11〉A「自分は先ほどいもりは嫌いでなくなった。」と述べてあるのは、「いもり」についてどういう結末の伏線になっているのか、該当する本文中の15字以上20字以内の語句を抜き出して答えなさい。

   〈2・14〉B「自分がいもりだったらたまらないという気をよく起こした」とあるが、主人公のいもりに対する心情はどのように変化したか。最も適当なものを次の中から選び、記号で答えよ。
    ア 嫌悪感がなくなり、いもりの体の色に美しさを感じた。
    イ 嫌悪感がなくなり、いもりの動きに好奇心を抱いた。
    ウ 嫌悪感がなくなり、いもりの存在そのものに好感を抱いた。
    エ 嫌悪感がなくなり、いもりの姿形に親近感を抱いた。

   〈2・17〉C「それ」の指示内容を記しなさい。

   〈2・35〉E「不意な死であった」を別の表現をしている6字の箇所を抜き出しなさい。

   〈2・38〉F「生き物の寂しさ」とあるが、「寂しさ」は「生き物」のどういう点に対して感じたのか。最も適当なものを次の中から一つ選び、記号で答えよ。
        ア 生きている以上、生き物はどんな困難にも耐えていかなくてはならない点。
      イ 生き物が死ぬときには、それがどんなものであれ、厳かな気持ちにさせられる点。
      ウ 生きることも死ぬことも、どちらも生き物にとっては、孤独な営みである点。
      エ 生き物が、意識しないうちに、命を落としてしまう可能性を背負っている点
      オ 生きたいと思っていても偶然死を逃れられないこともある点。

   〈2・−6〉G「実際喜びの感じはわき上がってはこなかった」のは、なぜか。わかりやすく説明せよ。

問3 〈3・1〉A「三週間いて、自分はここを去った。それから、もう三年以上になる。自分は脊椎カリエスになるだけは助かった」について、この小説の冒頭から結末までの全体の内容から考えて次の問に答えなさい。
   (1)「三週間いて、自分はここを去った」のはなぜか、わかりやすく説明しなさい。
   (2)「自分は脊椎カリエスになるだけは助かった。」で「だけ」を使うことでどういうことが暗に語られているのか、分かりやすく説明しなさい。


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