手持ち無沙汰にやることもないのにまかせて、一日中(机の上の)すずりに向かって(筆をとって)心(という鏡)に浮かんでは消えてゆくつまらないことを、とりとめもなく書いていると、(その出来上がったものは、我ながら)妙にきちがいじみているよ。
(↑もちろん謙辞です。謙遜が自信の裏返し…ということもあります。ここで随筆文学の特筆が簡潔に語られています。心に思い浮かぶさまを筆に任せて、@論理的な叙述や、A技巧を尽くした文章を排して語りかけるもの。そしてはしばしから筆者の美意識や価値観や人生観がうかがえるものでもあります。)
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