夏目漱石「こころ」3/4(そのころは覚醒とか〜ずんずん曲がってしまいました。)  ヒント

 指摘しているキー・ワード、キー・フレーズを蛍光ペンなどでマークし、よくよく読みこんで、じっくり考えてね。

問1 前段で、Kが「一直線に愛の目的物に向って猛進」できない、つまり、kに恋心を断ち切らせることができたと「私」は確信めいた思いを持つに至ったこと、そして、同段落の「比較的安静な夜」「勝利の色」「得意の響き」「恐るるに足りないという自覚」に着目して考え、まとめてみよう。文中の語を使わないで解答するには、深く読み、考え、表現する力が必要だよ。筋力アップ!

問2 問1と同じ夜と翌朝のKの不可解な言動が、「私」を不安な気持ちに駆り立ててゆく。その夜と翌朝、「Kの黒い影…黒い影法師のようなK…彼の声は不断よりもかえって落ち着いていた…なんだか不思議でした…はっきりした返事もしません…私はなんだか変に感じました…昨夕のことが気にかかっている私…Kはやはり私を満足させるような答えをしません…強い調子で言い切りました…鋭い自尊心を持った男なのです」と次第に不安に取り付かれていく「私」が描かれている。恋心を断ち切る「覚悟」についての「私」の理解の変化を考え、まとめてみる。

問3 この問は難しくない。「私はただKがお嬢さんに対して進んでゆくという意味にその言葉を解釈しました。果断に富んだ彼の性格が、恋の方面に発揮されるのがすなわち彼の覚悟だろう」という思い込みに至ることになる。

問4 D「最後の手段」は、具体的には「お嬢さんに対して進んでゆく」ことになり、「最後の決断」は、「Kより先に、しかもKの知らない間に、事を運ばなくてはならない…Kのいないとき、またお嬢さんの留守な折を待って、奥さんに談判を開こうと考えた」に着目することは分かるよね。文中の語は使わないようにしてまとめると…。

問5 その理由は明確には書かれていない。本文の『「よござんす、さしあげましょう。」…奥さんはなんの条件も持ち出さなかった…「大丈夫です。本人が不承知のところへ、私があの子をやるはずがありませんから。」』に着目して、「奥さん」があっさり承諾した理由を推察してみよう。すぐ分かるのは、「お嬢さん」は「私」との結婚を受け入れるはずということだよね。


advanced Q. aQ1この双方の点とは具体的には何か。本文中の語句を用いて簡潔に(50字を越えない程度で)答えよ。

advanced Q. aQ2Kがちかごろ何か言いはしなかったかと奥さんにきいてみましたとあるが、「私」はなぜそうしたのか簡潔に説明しなさい。

advanced Q. aQ3本人の意向さえ確かめるに及ばないについて、「奥さん」がそう言っているのはなぜか簡潔に説明しなさい。





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